「ツイ消し職人」とはX(旧Twitter)の投稿を一括削除できる、個人開発による有料ツールです。
700円で無料のツールでうまく消せなかった、3,200件以上のポストを一気に消したいというニーズに応えてくれます。
ツイ消し職人とは700円でツイ消しできるツール

ツイ消し職人とは、今までX(旧Twitter)に投稿した内容を一括で削除してくれる、個人開発の有料ツールです。
- 価格:700円(税込)
- できること:ポストを全消し(リプライ、画像含む)
- 複数アカウントでの利用:不可能(アカウントごとの購入が必要)
- 鍵アカウントでの使用:可能
- 支払い:クレジットカード(デビットカード、プリペイドカード)、Google Pay、Apple Pay
- 返金対応:あり(ポスト削除に失敗した時、確認のうえクレカ会社経由で返金)
対応しているのは全消しのみで、一部だけ消したい、いいねを消すという使い方はできません。
ポストの削除にはX(旧Twitter)のアーカイブファイルを使用し、3,200件以上の一括削除が可能です。
私もツイ消し職人を利用したことがありますが、その時は10,000件以上一括削除できました。
ツイ消し職人の開発者の方は19万件削除できたそうで、ツイ廃にも心強いツールです。
ツイ消し職人の安全性について、アプリが持つ権限を調査した結果
ツイ消し職人に限らず、X(旧Twitter)とアカウントを連携させる必要があるツールを利用する時は乗っ取りの危険性がないか気を付ける必要があります。
ツイ消し職人の安全性はどうなのか、ITエンジニアさんのnote記事を参考に調べてみました。
結論を先に書くと、不要な権限を要求してくるようなアプリではありませんでした。
①ポストの読み取りと書き込みができる
ツイ消し職人とアカウント連携しようとすると「アカウントへのアクセスを許可しますか?」という確認画面が出ます。
まずは下記の部分について。
このアプリケーションは次のことができます。
- このアカウントのタイムラインに表示されるポスト(非公開ポストを含む)や、リストとコレクションを確認する。
- このアカウントでXプロフィール情報とアカウントの設定を確認する。
- フォロー、ミュート、ブロックしているアカウントを確認する。

上記画像の赤枠で囲んだ部分は、アプリに読み取りの権限を与えています。
非公開ポストも含むため、鍵垢でもポストを読み込めるという訳ですね(鍵垢でもポストを消せることにつながる)。
非公開ツイートが読めるって点だけちょっとモヤモヤしますけど、読み取り専用のサードパーティーアプリはほぼ安全です
読み取りの権限しか持たないアプリの場合はほぼ安全だそうですが、ツイ消し職人の場合「ポストを削除する」という権限が必要なため、以下の通り書き込みの許可も持っています。
このアプリケーションは次のことができます。
- 他のアカウントをフォロー、フォロー解除する。
- このアカウントでプロフィールとアカウントの設定を変更する。
- このアカウントでポストを作成および削除する、他のアカウントが作成したポストをエンゲージメント(いいね、いいねの取り消し、ポストへの返信、リポストなど)する。
- このアカウントでリストやコレクションを作成、管理、削除する。
- 他のアカウントをミュート、ブロック、報告する。

書き込みの権限があると、他のアカウントをフォローしたり、アカウントのプロフィール設定を変えたり、ブロックしたり…ができます。
なのでちょっと一気に警戒度が高まりますが、ツイ消し職人の場合「ポストを削除する」ツールのため、書き込み権限を要求してくるのはごく自然です。
フォローとフォロー解除を支援するサードパーティーアプリの場合は、この書き込み権限を要求してくるのはごく自然
悪意のある開発者が書き込み権限を取得した場合にできるようになることは「勝手にツイートする」「勝手にフォローする」「勝手にブロックする」みたいな感じ
ツイ消しツールの場合削除権限だけあればいいのですが、恐らく開発者側で細かく書き込み権限を指定できないため一括で要求されるのだと思われます。
利用の際は念のためアカウントの連携はツイ消しする時だけにしておき、普段はアカウント連携を切っておくのが無難でしょう。
②メールアドレスの取得ができる
ツイ消し職人はメールアドレスを取得します。
このアプリケーションは次のことができます。
- 登録済みのメールアドレスを取得する。

これはツイ消し職人側でXアカウントに紐づいているメールアドレスが分かるということ。
ただこれについては心配する必要なしです。
自社アプリでなにか不具合が起きた時にユーザーに連絡したいことがあるかもしれないけど、ユーザーがアカウント登録でTwitter連携ログインしかしてないときは連絡先が不明で困るので、Twitter連携するときにメールアドレスも貰っておくか…と考えるのは普通のことなので、これについてはあんまり警戒する必要なし
どうしてもメールアドレスを知られたくない方はXアカウント用に捨てアドを作り、そのメールアドレスに変更しておきましょう。
必要以上に権限を要求してくるツールではない
以上、ツイ消し職人は、
- 読み込みと書き込み権限
- メールアドレスの取得
を求めてくるツールですが、ツイ消しするために必要な権限だけ要求していました。
利用の際に求められるのはツイ消しするために必要な権限と、なにかあった時の連絡先です。
ただ書き込み権限は一部過剰な部分があるため、気になる方はツイ消し職人を使用する時だけアカウントを連携させて使うようにしてください。
「安全そうだけど、個人開発は気になるな~」という方は海外のツールになりますが、TweetDeleteなど企業運営の物もあります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
ツイ消しが一括でできるおすすめツール5選!無料も有料も厳選して紹介
ツイ消し職人公式アカウントもある
ツイ消し職人は個人開発のツールですが、公式アカウント(@twikeshi_app)があります。
障害発生時のお知らせや処理に時間がかかっている時のアナウンスがあり、きちんと運営されています。
特定商取引法に基づく表示もありますし、お問い合わせフォームもきちんとあります。
利用者数が14,000人突破
ツイ消し職人は利用者数が14,000人を突破したそうです(2025/9/16現在)。
これだけの利用者がいて、これまでに特に炎上や大きなトラブルがあったというような書き込みは見かけませんでした。
良心的なツールだと判断できます。
ツイ消し職人の評判、口コミ
実際にツイ消し職人を利用された方の評判や口コミはこちら。
- 1度の支払いでその後ずっと使えていい(※別アカウントの場合は別途購入必要)
- 混んでいて順番待ちになっている時は順番が表示されて分かりやすくていい
という口コミが多かったです。
ツイ消し職人でツイ消しする時のやり方は公式手順あり
ツイ消し職人を使ってツイ消しする時は、以下の3手順で行います。
- X(旧Twitter)からアーカイブデータをリクエスト
- データの準備ができたらダウンロード
- ツイ消し職人にアーカイブデータをアップロード
この一連の流れの具体的なやり方は、画像付きでツイ消し職人のWEBサイトで確認できますのでご安心ください(やり方はツイ消し職人を購入後に確認可能)。
アーカイブデータをXでリクエストしてから、実際にダウンロードができるようになるまで24時間ほどかかります(場合によっては数日)。
ツイ消ししたいと思った時にすぐできる仕様ではないため、そこはご注意ください。
アーカイブデータの準備ができたら、いよいよツイ消し職人のサイトにデータをアップロードして削除します。

ツイ消し職人側で画像付きの手順を用意してくれているので、大変わかりやすかったです。
700円の買い切りで、簡単に一括でツイ消しできるならお安いと思います(※複数アカウントで削除したい場合は都度購入が必要)。
ツイ消し職人でツイ消しする時にかかる時間は約24時間
ツイ消し職人を使って一括ツイ消しする時にかかる時間は、恐らくポスト数によります。
私が利用した時は1万~2万ポストで約1日かかりました。
タイミングによっては順番待ちになることもあるようです。
時々X(旧Twitter)側の障害で処理に時間がかかったり削除できなかったりすることも起こるようですが、公式アカウントのアナウンスを見る感じ頻繁には起こっていません。
【まとめ】ツイ消しはリスク管理になる
ツイ消し職人は過去のポストを一括で消したくなった時に最適なツールです。
特に何年も使っていると、一つ一つは断片的な情報でもまとめて見たら個人情報が分かってしまう…というリスクもあります。
アカウントを変えずにご自身のセキュリティ対策をされたい方は、ツイ消し職人のようなツールを利用して適切に管理してください。